品種詳細
まきばさかえ
メドウフェスク「まきばさかえ」は、北海道東部の土壌凍結地帯に適した放牧用の優良品種です。雪腐病抵抗性の強化により、雪解け後の生育が安定して優れ、短い草丈で利用する集約放牧を想定した栽培下での収量は従来品種より春季と秋季ともに優れます。飼料自給率を高め、低コスト生産を目指す集約放牧の拡大に貢献します。
主要特性
- 雪腐病(雪腐大粒菌核病、雪腐黒色小粒菌核病)抵抗性が強化された「まきばさかえ」は、従来品種の「ハルサカエ」、「プラデール」より越冬性に優れる。
- 集約放牧利用を想定した4箇年にわたる短草管理での乾物収量は、いずれの年次においても従来品種の「ハルサカエ」、「プラデール」を上回り、3箇年の平均でそれぞれ7%、13%多収である。また季節別の乾物収量は、「ハルサカエ」より春季と秋季ともに優れる。
- 放牧条件下でのメドウフェスクの占める割合、放牧前草量は「ハルサカエ」より優れる。
栽培適地
栽培適地は道東などの土壌凍結地帯で、利用方法は放牧利用を主体とする。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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23921 (2009年7月17日) |
2009年9月24日 | 22044 (2012年10月23日) |
25年 (満了日:2037年10月23日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
5栄養系の組合せによる合成品種法で育成した。これら5栄養系の来歴は、SaltenとBorisからそれぞれ2つ、Bundyから1つである。 | 北海15号 |