品種詳細
祝い茜
水稲「祝い茜」は、東北地域に適する早生の赤穂系統である。穂に赤褐色の長い芒を有し穎花も赤色を呈するため、穂揃い期には穂全体が赤色に見える。極短稈で倒伏に強く、栽培しやすい。観賞用として、切り花等に利用できる。
主要特性
- 「祝い茜」は、早生で芒が長い系統「極早生長芒」と赤米の在来品種「対馬在来」を1996年に交配し、その後選抜固定を図ってきた赤穂水稲ウルチ系統である。
- 出穂期と成熟期は、育成地では“早生の晩”に属する。極短稈で倒伏に強いため、一般品種と同様に機械化体系での栽培が可能である。
- 穂に赤褐色の長い芒を有し穎花も赤色を呈するため、穂揃い期には穂全体が赤色に見える。葉は緑色で、赤穂とのコントラストが美しい。成熟期には芒および籾の赤色はあせてくる。
- 耐冷性は“弱”、穂発芽性は“易”、いもち耐病性は葉いもちが“強”、穂いもちが“やや強”で縞葉枯病には“抵抗性”である。
- 精玄米重は「あきたこまち」の74%と低収で、玄米品質は“下上”、炊飯米の食味は“下上”で、「あきたこまち」より劣る。
栽培適地
東北地域
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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22847 (2008年8月25日) |
2008年10月28日 | 20532 (2011年3月 9日) |
25年 (満了日:2036年3月 9日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
極早生長芒 x 対馬在来 | 奥羽観378号 |