おむすびなろりんの丘タイトル

なろりんも解析されちゃう?!の巻

訪ねた日: 2017年1月18日
お天気: はれ

こんにちは なろりんです♪

気の向くままに全国にある農研機構の研究センターを巡って紹介しています。

48回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。

 

今回訪れたのは、茨城県つくば市にある「高度解析センター」です。

今年4月、同じ農研機構にできた新しい組織です。

 

高度解析センターは、高度な分析機器などを使った分析・解析の専門研究者が集まった組織で、農研機構内の研究組織と一緒に研究するほかに、民間の企業や都道府県、大学等との共同研究や、外部からの依頼分析にも対応しているよ。

 

今日訪ねたお部屋は、農業に重要なタンパク質や糖などの、立体構造や機能を解明しているところ。

立体構造っていうのは、こういうものらしい。タンパク質の模型があったよ。

あちこちの方向に枝が伸びているみたい!

 

こういう構造などを利用して、人や環境にやさしい植物のおくすりや新しい作物の開発などに役立てているんだって。

 

こちらの研究室では、欲しいタンパク質を増やしているところなんだって。

入ったらすぐに大きなフラスコを発見!

なろりんより背が高いよ!

 

フラスコの中に増やしたいタンパク質を作る大腸菌を入れて増やすんだって。

大腸菌が増えるとタンパク質も増えるから、増えた大腸菌をすりつぶして、タンパク質だけを取り出すんだって。

 

大腸菌って聞くと食中毒を起こすコワイ病原菌っていう印象が…。でも、ここではタンパク質を増やす道具として使われているんだって。大腸菌も役に立つことがあるんだね(感心!)。もちろんきちんと管理されていたよ。

 

近くのケースの中を覗いてみると、丸い台に試験管がセットされていて、その中にぽたぽたとしずくが落ちていくよ。タンパク質が大きさで分けられて出てきているんだって!

おもしろ~い♪

 

タンパク質は、高温になると構造が壊れてしまうんだって。

なので、4度に保たれているこのケースの中に機械ごと入れて作業しているのだそう。

 

次に案内してくれたのは、大きなタンクのような機械が3台あるお部屋。

これは、核磁気共鳴装置(NMR)という装置で、人間用のMRIの大きい版なんだって。

このタンクはとっても強力な磁石だから、時計やアクセサリーなど金属物を外してから近づかなくちゃいけないんだって!

なろりんは、おむすびだから大丈夫♪

 

この装置のまわりの台や階段も木でできているんだって!

 

なろりんが持っている細い試験管に調べたい成分を入れて、装置にいれるんだって。

すると、うしろのパソコン画面の座標に青い点々が表示されるよ。

「なろりんも研究者みたいだね」って言われちゃった!

 

なんでも、解析すると「物理的な並び方など、構造(カタチ)がわかる」のだそう。

カタチがわかると、どんな風な働き方をしているかがわかるので、もっとよい働き方をする物質を見つけたり作ったりする決め手になるかもだって!

 

ここから新しい発見につながるんだね。わくわく♪

研究者さん、笑顔で「なろりんもNMRに入ってみる?」だって~。

解析してもらったら、何か発見できるかな?!

 

今回説明してくれた研究員さんたちと。

ありがとうございました♪

 

次はどこの研究センターへいこうかな。

 

●「高度解析センター」の詳細は、ホームページを見てね。