国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
野菜花き研究部門 施設生産システム研究領域
1. 趣旨
近年、施設園芸分野ではICT やセンシング技術の発展に伴い、施設内環境の見える化や高度な環境制御など、生産現場でのスマート化技術が普及しつつある。様々な先端技術を活用した施設生産現場において指導することができる人材の育成が求められている。一方、農林水産省の事業ではロボット、AI、IoTなど先端技術を活用した「スマート農業」を実証し、その社会実装を加速させていく「スマート農業実証プロジェクト」が行われている。収量予測技術や、収穫果実の自動選別システム、生産性を向上させる労務管理システムなどを導入し、データを活用した高生産性技術と省力化技術の有効性を実証した事例がある。
農林水産省の「令和4年度データ駆動型農業の実践・展開支援事業(スマートグリーンハウス展開推進)」の一環として、一般社団法人・日本施設園芸協会と共催で「スマートグリーンハウスにおけるデータ駆動による高生産性技術と省力化技術の利用にむけて」と題した指導者育成研修を開催する。本研修会では、ICTやAI、労務管理システム、ロボットを活用した高度な企業的経営モデルの実証事例とともに、近日中にサービスインする予定の「NARO生育収量予測ツール」を活用した計画生産技術などを紹介し、データ駆動型スマート農業における先端技術導入について理解を深め、現場の高収益化や人材育成に貢献することを目的とする。2. 主催
農研機構 野菜花き研究部門
共催 一社・日本施設園芸協会
3. 開催日時
令和4年11月22日(火曜日) 13時10分から16時00分(予定)
4. 開催方法
- オンライン形式
- Web会議システムはMicrosoft Teamsを使用します。
- 接続方法につきましては、受講者決定後、受講者に別途メールで連絡いたします。
- 事前に接続テストを行う期間を設けますが、お使いのインターネット環境や通信状況によっては、ご参加いただけない、接続が不安定になる等の事態が発生する可能性があります。あらかじめご理解の上お申し込みください。
5. 研修内容(講演タイトル及び講師)
- Ⅰ期SIP「植物工場」成果の技術群の実証と改良による高品質安定生産
農研機構 野菜花き研究部門 主任研究員 筧 雄介 - 植物重量モニタリング型自動給液装置の高糖度トマト栽培への適用
静岡県農林技術研究所 野菜生産技術科 上席研究員 今原 淳吾 - オーダーメイド型高品質トマトの計画生産および情報の集約・可視化・共有と自動化による中規模経営体における高度な企業的農業経営の実現
ベルファーム(株) 代表取締役社長 斎藤 浩一 - IoT型統合情報プラットフォームを用いたデータ分析による生産性向上
(株)デルフィージャパン ホーティカルチャースペシャリスト 斉藤 章 - NFC利用型労務管理スマート化システムの改良による省力化技術の実証
小林クリエイト(株) アグリ事業部 課長 兼 新ソリューション創出担当 松林 和幸 - トマトの計画生産を可能にするNARO生育収量予測ツールの提供
東日本電信電話株式会社 経営企画部 営業戦略推進室 中戸川 将大 - 総合討論 データ駆動型施設生産における先端技術の活用について
コンビーナー農研機構 野菜花き研究部門 領域長 今西 俊介
6. 申し込み方法
参加はメールにて事前予約が必要です。
申込先 :
- 件名に「令和4年度植物工場研修会参加」、本文に1)氏名、2)勤務先等、3)視聴回線数を記入してください。
- 一つの通信回線及び端末機で複数人が視聴する場合は、代表者1名によるお申込みとし、代表者以外の方のお名前、勤務先等の名称を本文にお書きください。
なお、参加申込の状況によっては、回線数を制限させていただく場合もございます。 - 【R4植物工場研修会_事前アンケート】エクセルファイルに記入し、添付して下さい。
参加申込にあたって必須とさせていただきます。
申し込み先着順で定員(70名)になり次第締め切らせていただきます。
7. 事務局及び連絡先
野菜花き研究部門 施設生産システム研究領域小田
電話 : 029-838-8681
メール :
8. その他
本研修会の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
参加用のURLを第三者に知らせたりSNSで公開したりしないでください。