趣旨
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の研究開発課題「生産から流通・消費までのデータ連携による最適化を可能とするスマートフードチェーンの構築」では、食品の生産、流通段階で発生するフードロスの削減と事業者の収益向上を目指し、需要側ニーズに応えて一次産品を提供するデータ駆動型スマート生産システムの開発と実証に取り組んでいます。この中で、スマートフードチェーンコンソーシアムの露地野菜精密出荷グループでは、露地野菜における「精密出荷予測システム」を開発し、主にキャベツ、レタスの産地や中間事業者と連携してシステムの現地実証試験を行ってきました。
今回、5年間のプロジェクト期間を終えるにあたり、露地野菜の精密出荷予測システムや関連する開発技術の普及を目指し、国内での野菜の生産、流通、販売や、研究、普及に関わる関係者に、本コンソーシアムでの取り組みを広く周知することを目的として、研究成果報告会を開催します。
主催
SIP第2期スマートバイオ産業・農業基盤技術「スマートフードチェーン」コンソーシアム・露地野菜精密出荷グループ、農研機構 野菜花き研究部門
開催日時
令和5年1月23日(月曜日)13時00分~17時00分
開催場所
YouTubeによるオンライン配信
当日の参加方法については参加申し込み後にお知らせします。
参加費
無料
参集範囲
野菜の生産、流通、販売等に関わる事業者、大学、公設試験場、民間研究所、内閣府、農林水産省技術会議事務局、農産局、都道府県の行政機関・普及機関等。
どなたでも参加できます。
内容
- 開会挨拶
農研機構野菜花き研究部門
所長 松元 哲
- 代表挨拶
農研機構本部NARO開発戦略センター
原田久富美
(SIPスマートフードチェーンコンソーシアム研究代表)
- 講演
- 取り組みの概要
農研機構野菜花き研究部門佐藤文生
- 露地野菜のデータ駆動型生育予測技術の開発
農研機構野菜花き研究部門佐藤文生
- JA鹿追町におけるキャベツでのデータ駆動型生育予測技術導入効果の実証
鹿追町農業協同組合今田伸二
農研機構本部NARO開発戦略センター島 義史
- 予測技術を活用した精密出荷予測システムの開発
- 作付計画支援機能を付加した出荷予測システムの開発
アグリコミュニケーションズ株式会社
横山裕司 - 作付情報収集機能を付加したキャベツ出荷予測システムの開発
株式会社ビジョンテック岡田周平
- ドローン利用による生育情報取得アプリケーションの開発
アカデミックエクスプレス株式会社田 寛之
- <10分間休憩>
- 精密出荷予測システムの事業展開と社会実装
- 事業化に向けた取り組み
イーサポートリンク株式会社合田理勇
- 予測システムに対するユーザーニーズと期待-モニター利用を通じて-
農研機構本部NARO開発戦略センター島 義史
- 生育予測技術のビジネスモデルと社会実装
農研機構野菜花き研究部門菅原幸治
- パネルディスカッション
コーディネーター 農研機構野菜花き研究部門
佐藤文生
- 閉会
参加申し込み
下記のリンク先にある、申し込みフォームにて、お名前、勤務先名、メールアドレスと、任意でご質問やご意見を入力して送信してください。
申し込みフォーム :
https://asahi-create.sub.jp/sip202301nouken/
申し込み期限 : 令和5年 1月19日(木曜日)
その他
本研究報告会の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
問い合わせ先
(事務局)
野菜花き研究部門 露地生産システム研究領域
菅原 幸治
電話 : 029-838-8529
メール : SIP2-CL@ml.affrc.go.jp