国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
野菜花き研究部門 施設生産システム研究領域
1. 趣旨
近年、施設園芸分野ではICT やセンシング技術の発展に伴い、施設内環境の見える化や高度な環境制御など、生産現場でのスマート化技術が普及しつつある。様々な先端技術を活用した施設生産現場において指導することができる人材の育成が求められている。一方、農林水産省は、スマート農業の現場実装を加速化するための施策を「スマート農業推進総合パッケージ」として取りまとめており、「スマート農業に関する農業者からの問い合わせに対し、すべての普及センターが相談窓口の機能を発揮し、各産地に適したスマート農業の導入・実践に向けて、普及指導員が中心となった戦略づくりができるよう支援する」としている。
そこで、現場の高収益化や人材育成に貢献するために、また、データ駆動型スマート農業における先端技術導入について理解を深めるために、生産者や普及に関わる機関所属者等を対象に、「スマートグリーンハウスにおける生育予測技術の社会実装に向けて」と題した農研機構つくば植物工場研修会を開催する。本研修会では、WAGRI を核としてデータを活用した農業ICT サービスの展開と、生産者が求める生育・収量予測が可能な革新的営農支援モデルの構築とその社会実装に向けた取り組みについて紹介する。なお、本研修会は、第1部として、農林水産省「令和5年度データ駆動型農業の実践・展開支援事業(スマートグリーンハウス展開推進)」におけるスマートグリーンハウス転換に取り組む指導者育成のための研修事業により、一般社団法人・日本施設園芸協会と共催で開催し、第2部は、「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」における露地野菜・花きおよび施設園芸体系との共催で令和5年度技術検討会として開催する。
2. 主催
農研機構 野菜花き研究部門
共催
(第1部)(一社)日本施設園芸協会
(第2部)「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」露地野菜・花きおよび施設園芸体系
3. 開催日時
令和6年1月22日(月曜日)13時10分から16時00分
4. 開催方法
- オンライン形式
- Web会議システムはMicrosoft Teamsを使用します。
- 接続方法につきましては、受講者決定後、受講者に別途メールで連絡いたします。
- 事前に接続テストを行う期間を設けますが、お使いのインターネット環境や通信状況によっては、ご参加いただけない、接続が不安定になる等の事態が発生する可能性があります。あらかじめご理解の上お申し込みください。
5. 研修内容(講演タイトル及び講師)
- 生育収量予測技術の品目拡大と社会実装に向けて
農研機構 野菜花き研究部門 上級研究員 菅野 圭一 - 宮城県における生育収量予測技術の取組みと社会実装
宮城県 農業・園芸総合研究所 野菜部 研究員 金子 壮 - 宮崎県における生育収量予測技術の取組みと社会実装
宮崎県 総合農業試験場 野菜部 主任研究員 相見 直人 - トマトの計画生産を可能にするNARO生育収量予測ツールの提供
持続未来株式会社 みんなの情報システム部 部長 沖川 淳 - 生育予測モデルを用いたイチゴの収量予測
農研機構 野菜花き研究部門 研究員 杉山 智美 - 総合討論 データ駆動型施設生産における生育収量予測技術の活用について
司会 農研機構 野菜花き研究部門 領域長 今西 俊介
※講演タイトル、講演順は若干変更になる可能性があります。
6. 申し込み方法
参加はメールにて事前予約が必要です。
申込先 : PF-training(at)ml.affrc.go.jp
※メール送信の際は(at)を@に置き換えてください。
- 件名に「令和5年度植物工場研修会参加」、本文に1)氏名、2)勤務先等、3)視聴回線数を記入してください。
- 一つの通信回線及び端末機で複数人が視聴する場合は、代表者1名によるお申込みとし、代表者以外の方のお名前、勤務先等の名称を本文にお書きください。
なお、参加申込の状況によっては、回線数を制限させていただく場合もございます。
【R5植物工場研修会_事前アンケート】エクセルファイルに記入し、添付して下さい。
参加申込にあたって必須とさせていただきます。
締切 : 令和6年1月12日(金曜日)
申し込み先着順で定員(70名)になり次第締め切らせていただきます。
7. 事務局及び連絡先
野菜花き研究部門 施設生産システム研究領域小田
電話 : 029-838-8681、 メール : PF-training(at)ml.affrc.go.jp
※メール送信の際は(at)を@に置き換えてください。
8. その他
本研修会の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
参加用のURLを第三者に知らせたりSNSで公開したりしないでください。