開催要領
1.趣旨
農村地域においては、高齢化等を背景とする鳥獣害対策の担い手の減少や侵入防止柵の老朽化に伴い、柵の設置や定期的な見回り、補修等の維持管理が作業及びコストの両面で大きな負担となっている。また、近年普及を進めている果樹の低樹高栽培等、省力型の生産技術体系に対応した鳥獣の侵入防止技術が必要とされている。こうした現場ニーズに即した省力化・低コスト化を可能とする鳥獣侵入防止技術を開発することを目的に、農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究(R2~R6年度)が実施され、最終年度を迎える。その成果を本研究会において報告し、開発技術・成果の普及と活用の促進を図る。
2.開催日時
令和7年1月21日(火) 13時15分 ~ 17時15分
3.開催方式
Zoomによる配信
4.対象範囲
申込制による一般公開(定員200名)
5.内容
「省力的かつ経済的効果の高い野生鳥獣侵入防止技術の開発」 研究成果報告会
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- (1)将来の農業生産を獣害から守る、新たな防護柵の技術体系の開発(各20分)
- (進行:兵庫県立大学 山端 直人氏
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- 1)鉄鋼スラグ舗装を用いた電気柵の効果や新たな補修技術の開発
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- (兵庫県立大学 山端直人氏)
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- 2)鉄鋼スラグ舗装を用いた電気柵の耐久性や通知機能との組み合わせ技術
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- (和歌山県林試 法眼利幸氏、末松電子(株)末松謙一氏)
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- 3)除草剤を活用した集落用防護柵の省力的管理手法開発と実証
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- (山梨県総合農技センター 本田剛氏)
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- 4)通信機能、捕獲機能を持たせた新たな防護柵の開発
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- (アイオーネイチャーラボ 井内正直氏、和歌山県果樹試 角川敬造氏)
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- 5)防護柵の維持に必要な調査手法の開発と補修方法等の実証結果
- (山梨県総合農技センター 本田剛氏)
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- (2)果樹の省力型生産体系に対応した中型ほ乳類の侵入防止技術の開発
- (進行:農研機構 小坂井千夏氏)
- 1)アライグマ等中型哺乳類の運動能力の解明
- (農研機構 藤本竜輔氏)
- 2)果樹栽培における機械作業への鳥獣害対策による影響
- (農研機構 中村大輔氏)
- 3)果樹省力型生産体系に適応する鳥獣害対策の経営的評価
- (農研機構 中村大輔氏)
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- (3)質疑・総括(20分)
- (進行:農研機構 竹内正彦氏)
6.参加申込み ※申込みは終了いたしました。
下記の「お申込みフォーム」よりお申込みください。
お申込みフォーム
https://prd.form.naro.go.jp/form/pub/naro01/r6chojuugai_mondai
参加費
無料
定員
200名
申込締切 ※締切を延長いたしました。
令和7年1月17日(金)