趣旨
地球温暖化にともなう近年の気候変動により、これまで単発的であった異常高温、局地的な豪雨等が頻発する状態となっている。年間を通した各地での気温の上昇は花き生産全体にも影響を及ぼし、特に夏秋期の異常高温は生育不良、開花時期の変化、奇形花の発生、着色不良、日持ちの低下など、花きの生産や品質に様々な問題を引き起こしており、その対策が急務となっている。これらの対策として、遮光・遮熱資材、ヒートポンプや細霧冷房等の活用による高温の緩和、耐暑性の高い品種の活用・育成などが行われている。またバイオスティミュラント等の新たな農業資材が注目されている。しかしながら、気温の上昇幅が大きいことに加え、品目ごとの技術の有効性が確立していないことや、資材、燃料費・光熱水費の高騰による費用対効果の問題などにより、生産現場では適切な技術の選択が難しく、十分な問題解決に至っていない状況にある。
今回のシンポジウムでは、花きの高品質で安定的な生産に向けて、気候変動にともなう気温上昇により花き生産の現場で起きている様々な課題を共有し、その技術的対策について議論する。
主催
農研機構 野菜花き研究部門
開催日時
令和7年10月7日(火曜日)13時00分 ~ 10月8日(水曜日)12時00分
開催場所
文部科学省 研究交流センター2階 国際会議場
(茨城県つくば市竹園2-20-5)
(注) 隣接するつくば国際会議場(エポカルつくば)とは別の施設ですのでご注意願います。
参加費
無料
参集範囲
- 国公立試験研究機関担当者
- 都道府県専門技術員・普及指導員等
- 大学・民間団体・企業等の研究者
- 花き産業関係者
- その他、野菜花き研究部門 所長が必要と認める者
定員
170名(先着順。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。)
参加申し込み
申し込み期限 : 令和7年9月19日(金曜日)
報道関係者で、会場にて取材をご希望の方は、「その他ご連絡事項」に取材を希望する旨ご記載の上、お申込みいただきますようお願いします。
また、新型コロナウイルス感染症の状況により、資料配布のみとする場合があります。
その他
プログラムについては、別紙開催要領[PDF:210.4KB]をご覧ください。
問い合わせ先(事務局)
問い合わせは、以下のメールフォームにてお願いします。
E-mail : niki.tomoya926(at)naro.go.jp
※メール送信の際は(at)を@に置き換えてください。
野菜花き研究部門 研究推進部研究推進室 花き連携調整役
仁木 智哉