趣旨
日本国内のイチゴ生産に携わる農家戸数は大幅な減少傾向にあり、2010 年には32,329戸あった農家が2020年には16,260戸と、10年で約半分に減少しました。一方、イチゴの作付面積は約10%の減少にとどまり、出荷量はほとんど減少していません。これは、1戸当たりの栽培面積が増加し、単位面積当たりの生産量が向上していることを意味しています。このような傾向は今後も継続すると見込まれ、それを支える技術開発がますます重要になっています。イチゴ生産に要する労働時間は10a あたり2,000時間と多く、特に収穫・出荷と育苗にかかる時間が多いことから、単位面積当たりの収穫量の向上に加え、作業効率を高める技術が求められています。
今回の公開シンポジウムでは、これらに貢献できる新しい研究成果や技術について紹介いたします。
主催
農研機構 野菜花き研究部門
開催日時
令和8年1月28日(水曜日) 10時00分~16時40分(受付9時30分~)
(17時00分~19時00分:情報交換会)
開催場所
TKPガーデンシティPREMIUM東京駅日本橋 ホール6C
(住所:東京都中央区日本橋3丁目11−1 HSBCビルディング、電話番号:03-5299-9007)
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/gcp-tokyo-nihombashi/access
※対面のみ(オンライン開催は致しません)
内容
- 10時00分~10時05分
開会・あいさつ - 10時05分~10時40分
NARO生育・収量予測ツールを用いたイチゴの収量シミュレーション農研機構 野菜花き研究部門杉山 智美
- 10時40分~11時15分
圃場選別に適したウェアラブル選果デバイス芝浦工業大学重宗 宏毅
- 11時15分~11時50分
電照利用とクラウン冷却による夏秋イチゴの増収農研機構 東北農業研究センター濱野 恵
- 11時50分~13時00分
休 憩 - 13時00分~13時35分
飽差制御による冬春いちごの増収農研機構 西日本農業研究センター山中 良祐
- 13時35分~14時10分
CO2局所施用による冬春いちごの増収農研機構 九州沖縄農業研究センター日高 功太
- 14時10分~14時45分
高収益イチゴ作経営の経営実態農研機構 農業経営戦略部田口 光弘
- 14時45分~15時00分
休 憩 - 15時00分~15時35分
青森県における夏秋イチゴ「夏のしずく」の栽培実証青森県産業技術センター農林総合研究所伊藤 篤史
- 15時35分~16時10分
「恋みのり」における心止まり対策技術による増収長崎県農林技術開発センター堀田 修平
- 16時10分~16時40分
総合討論コンビーナー農研機構 野菜花き研究部門礒﨑 真英
- 16時40分
閉会
参集範囲
施設園芸生産者、関連事業者、行政機関、研究機関等 定員100名
申し込み方法
下記のURLから参加申込みフォームへ進み、各項目に必要事項をご記入ください。
【参加申込フォーム】 https://forms.office.com/r/6v83gpYiaB
申込締切 : 令和8年1月16日(金曜日)17時
申し込み先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。

事務局および連絡先
農研機構 野菜花き研究部門 施設生産システム研究領域小田 篤
電話 : 029-838-8681
E-mail : ichigoyushutsusympo(at)ml.affrc.go.jp
※メール送信の際は(at)を@に置き換えてください。
その他
- 本シンポジウムの録画・録音・撮影はご遠慮ください。
- シンポジウム終了後に情報交換会を開催します。参加をご希望の方はチラシをご参照の上、お申込みください。
- シンポジウム翌日の1月29日(木曜日)10時00分から、つくば植物工場見学を行いますので、ご希望の方は事務局までお問い合わせください。