開催要領
1.開催趣旨
我が国の畜産経営において、自給飼料の安定的な生産と利用の拡大は、飼料自給率の向上、経営の安定化を図る上で極めて重要である。一方で、気候変動の進行に伴う異常気象の頻発、労働力不足、経営の大規模化・複雑化などにより、自給飼料生産を取り巻く環境は一層厳しさを増している。
こうした課題に対応する手段として、近年、営農支援システム、リモートセンシング、位置情報技術等のスマート技術が急速に発展しており、草地管理や飼料作物生産、放牧管理の高度化・省力化への応用が期待されている。特に、自給飼料生産の現場では、広域かつ不均一な圃場条件や家畜行動を伴う管理が求められることから、これらのスマート技術をどのように現場に適合させ、実効性のある生産性向上につなげるかが重要な論点となっている。
本研究会では、営農支援システムやリモートセンシング、スマート放牧技術などの最新の研究成果や実証事例を共有するとともに、実際の生産現場における導入・活用の現状や課題について議論する。あわせて、研究開発、現場実装、政策の連携の在り方を整理し、今後の自給飼料生産におけるスマート技術活用の方向性を展望することを目的とする。
2. 開催日時
令和8年11月17日(火)13:00 ~ 11月18日(水)11:30
3.開催場所
滝野川会館・大ホール(駒込駅北口・徒歩10分)
4. 概要
第1日目:11月17日(火)
開会・挨拶(13:00~13:10)
農研機構 畜産研究部門 所長 石井和雄
行政施策の紹介
座長:農研機構 畜産研究部門 国産飼料研究領域 菅野勉
飼料をめぐる情勢(13:10~13:40)
農林水産省 畜産局 飼料課 植木智也
スマート技術の研究・実装動向
座長:農研機構 畜産研究部門 国産飼料研究領域 阿部佳之
スマート技術による自給飼料生産の将来像
― 技術開発・現場実装・政策の接点を考える ―(13:40~14:10)
農研機構 本部 企画戦略本部 八谷満
営農支援システムが変える自給飼料生産
― データ駆動型管理による生産性と安定性の両立 ―(14:10~14:40)
農研機構 北海道農業研究センター 寒地酪農研究領域 上田靖子
リモートセンシングが拓く自給飼料生産の高度化
― 草地・飼料畑の"見える化"と管理への応用 ―(14:40~15:10)
県立広島大学 生物資源科学部 地域資源開発学科 岡元英樹
休憩(15:10~15:30)
子実トウモロコシのスマート防除
― 省力化・適期散布を両立する防除体系の構築 ―(15:30~16:00)
農研機構 東北農業研究センター スマート水田輪作研究領域 篠遠善哉
受託現場から見る"使える"スマート農業
― 技術の選び方・現場適合・費用対効果 ―(16:00~16:30)
株式会社 西部開発農産 受託部 清水一孝
休憩(16:30~16:45)
総合討論(16:45~17:15)
事務連絡・閉会(17:15~17:20)
情報交換会(地下一階・レストランけやき)(17:30~19:30)
第2日目:11月18日(水)
研究・技術紹介
座長:九州沖縄農業研究センター 暖地畜産研究領域 加藤直樹
圃場内自己位置推定に基づく自律走行施肥ロボットの可能性(9:30~10:00)
大分工業高等専門学校 一般科 森田昌孝
フレコン内袋法によるトウモロコシ子実の簡易調製(10:00~10:30)
農研機構 畜産研究部門 国産飼料研究領域 住田憲俊
座長:農研機構 畜産研究部門 国産飼料研究領域 喜田環樹
放牧牛の行動"見える化"が変える草地管理(10:30~11:00)
農研機構 西日本農業研究センター 中山間放牧研究領域 胡日査
オーチャードグラス新品種のラインナップと使い分け(11:00~11:30)
農研機構 北海道農業研究センター 寒地酪農研究領域 眞田康治
閉会(11:30)
5.参集範囲
農林水産省、独立行政法人、国立研究開発法人、都道府県、大学、団体、民間、生産者等の関係者
6.参加申込み
お申込みフォーム よりお申し込みください。
研究会は参加無料です。
情報交換会
情報交換会は5千円を申し受けます。地下一階の「レストランけやき」にて、立食(先着70名)です。
申込締切
10月31日(土曜日)
7. 主催等
主催:農研機構 畜産研究部門
共催:自給飼料の生産性向上研究開発プラットフォーム