国際活動

農研機構 動物衛生研究部門 海外病研究拠点とタイ国東南アジア口蹄疫地域レファレンス研究所間における口蹄疫に関する研究交流会議

2018年2月15日~16日にかけて、農研機構 動物衛生研究部門 海外病研究拠点において、動物衛生研究部門、タイ国東南アジア口蹄疫地域レファレンス研究所、宮崎大学農学部獣医学科、農林水産省関係部署(消費・安全局動物衛生課、動物医薬品検査所および動物検疫所)の研究者および職員の参加による研究交流会議を開催しました。  タイ国動物衛生研究所と農研機構 動物衛生研究部門は、50年以上に及ぶ動物衛生に関する研究・技術交流の歴史を有し、2012年には当該研究所の上部機関と当部門の間でMOU(研究協力協定)が締結されています。そのような背景の下、当該研究所の口蹄疫診断担当部署であるタイ国東南アジア地域口蹄疫レファレンス研究所と当部門の口蹄疫診断担当部署である海外病研究拠点も、両機関の研究・技術交流関係をより強固とすべく、2015年にタイ国で両機関所属研究者の参加による研究交流会議を発足しました。日本での開催となる今回が2回目の会議となります。  会議初日には、まず両機関の代表者による基調講演を行い、続いて、両機関および宮崎大学所属研究者が最新の研究活動を報告しました。さらに、動物衛生課、動物医薬品検査所および動物検疫所職員がわが国における最近の動物衛生事情に関する講演を行いました。会議2日目には、前日の講演内容を踏まえて、両機関および宮崎大学所属研究者における今後の具体的な研究・技術交流について討論しました。なお、3回目の会議は、2019年にタイ国東南アジア地域口蹄疫レファレンス研究所において開催される予定です。