農研機構の久間和生理事長とフランス共和国のNational Research Institute for Agriculture, Food and the Environment (INRAE)のフィリップ・モーガン理事長は、ロボティクスによる強靱で効率的な農業システムを構築するため、国際連携研究を推進する国際連携研究ラボ(International Associated Laboratory : IAL)の設立に合意し、2024年10月7日に署名式を東京で行いました。署名式はINRAEのジャン=フランソワ・スサーナ副理事長立ち合いのもと、INRAEモーガン理事長が署名した同意書に農研機構久間理事長が署名する形で行われました。
農研機構とINRAEは2019年に若手研究者を中心に研究パートナーシップ醸成を図る相互研究プログラム(Joint Linkage Call)を開始し、今回のIALは2023年に実施した課題が基となっています。IAL設立により、農研機構の強みであるロボット農機の運用技術と、INRAEが有する環境をシミュレートして高度な制御を行う技術などを融合することで、農業ロボティクスによるイノベーションを両者で実現することが期待されます。
今後は研究開発に直結する情報交換やセミナーの開催も行う予定です。

