国際活動

在日アメリカ大使館農務官 農研機構への訪問

2022年6月16日、在日アメリカ大使館ジーク・スピアーズ農務官と倉井農務スペシャリストが農研機構を訪問しました。畜産研究部門では、牛のげっぷ中のメタン発生を測定する代謝実験施設を、農業環境研究部門では水田からの温室効果ガス(GHG)を測定するGHG発生制御施設を視察されました。研究方法についての紹介のほか、今後の日米間での研究協力についてなど活発に意見交換を行いました。

2021年4月16日の日米首脳共同声明において、気候変動に関連して、持続可能で環境にやさしい農業についての日米間での研究開発協力が盛り込まれており、2022年5月23日での日米首脳共同声明においては、2022年から水田及び家畜から発生するメタンの排出を緩和するための共同研究を実施する(※)ことが表明されています。

※ 日米首脳共同声明「自由で開かれた国際秩序の強化」(令和4年5月23日)のうち、
  日米競争力・強靱性(コア)パートナーシップファクトシート(和文)
  https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100347258.pdf

畜産研究部門、牛用代謝試験装置
牛のげっぷ中のメタン測定法について説明する三森所長(右)とスピアーズ農務官(左)(写真左)。
農業環境研究部門、メタン測定水田圃場。
水田でのGHG測定について説明する白戸研究領域長(左、写真左)。