中央農業総合研究センター
興農会事務局
1. 開催趣旨
旧農業研究センター当時から、毎年、「興農会」という先進的農業者と研究者の交流会を長年続けてきてきましたが、本年度についても、下記の日程・内容にて研究会(興農会)を開催することとしましたのでご案内いたします。
ご承知のように、今日の農業においては、市場ニーズに対応した生産販売活動が重要な課題となっています。そのためには、市場の動向、特に、川中・川下場面の構造変化や、加工流通業界の動向を把握しておく必要があります。また、この点は、今後の技術開発や試験研究の進むべき方向を考えていく上でも不可欠の課題であると言えます。そこで、本年度は、流通・産業構造など農産物のフードシステムに造詣が深い千葉大学の斉藤教授と、米政策改革が進められる中で米の商品企画や販売事業に取り組むコープネット事業連合の安斉部長を招いて話題提供を受けるとともに、川中・川下を中心とする構造変化の中での今後の産地戦略や技術開発のあり方等について質疑・討論を実施するという研究会を企画しました。また、併せて、最近の研究成果を紹介するとともに、農家の方々から本年度の営農の状況について話してもらい、今後の研究推進に向けた示唆を得ることをねらいとしています。
興農会に参加されています農家の方々はいずれも関東近辺で稲作を主体に大規模かつ先進的な経営を実践されている方ばかりですので、現場の生産者の生の声を聞く絶好の機会かと思います。年末の時期でお忙しいとは思いますが、ぜひ、ご出席いただくよう、ご案内いたします。
2. 開催日時
平成15年12月17日(水曜日)14時から
3. 開催場所
中央農業総合研究センター 本館大会議室(茨城県つくば市観音台3-1-1)
4. 次第
第1部 研究会
報告I
「制度変革下における農産物市場構造の変化と展望」(仮題)
斎藤修 千葉大学園芸学部教授
(日本フードシステム学会副会長)
(食料・農業・農村政策審議会専門委員)
報告II
「コープネットの米事業戦略」(仮題)
安斉伸夫生活協同組合連合会コープネット事業連合
グローサリー商品事業特別商品部部長
総合討論(質疑応答・意見交換)
第2部 最近の主要研究成果の紹介
第3部 今年の営農を振り返って(興農会参加者の方々から)
第4部 懇親会17時00分~
4. 参加申し込みおよび問い合わせ先
〒305-8666 茨城県つくば市観音台3-1-1
中央農業総合研究センター 企画調整部 連絡調整室 交流班
Tel:029-838-7158、Fax:029-838-8574 (E-mailの場合:katuyuki@affrc.go.jp)
申込み締切
2003年12月8日(月曜日)