実施日程
平成14年10月28日~30日
実施場所
中央農業総合研究センター
内容及び目的(概要)
21世紀の病害虫防除には、食料の安全性・安定供給のために、生産性を確保しつつ、農薬に対する依存度を弱め、農業生態系の攪乱を極力抑えた環境保全型の 技術開発とその普及が求められている。そのためには、専門技術員が天敵生物による生物的防除、熱などを利用した物理的防除、抵抗性作物の利用、輪作などの 耕種的防除等各技術に関わる最近の成果と技術等を収得し、生産現場における指導に役立てることが重要である。
月日 | 時間 | 研修科目 | 内容 | 方法 | 講師等 |
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10月28日 月曜日 |
11時00分 | 集合 | |||
11時30分~ 12時00分 |
開講式 | ||||
13時00分~ 17時00分 |
IPMの理論と実際 | IPMの考え方と日本型IPM推進上の課題 | 講義 |
虫害防除システム研究室長 鈴木芳人 |
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天敵を利用した野菜害虫の防除法 | 施設野菜及び露地野菜における天敵放飼と天敵の保護による害虫管理 | 講義 |
生物防除研究室長 矢野栄二 |
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10月29日 火曜日 |
9時00分~ 12時00分 |
減農薬を目指した水稲種子伝染性病害防除 | 生物的・物理的防除技術等による種子伝染性病害防除 | 講義 |
糸状菌病害研究室長 小泉信三 |
難防除カメムシ類に関する近年の知見 | 果樹、大豆のカメムシ類、斑点米カメムシ類に関する近年の研究成果と防除上の問題点 | 講義 |
害虫生態研究室長 守屋成一 |
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13時00分~ 17時00分 |
土壌からのウイルス検出 | 土壌伝染性ウイルスの土壌からのELISA検出及び電子顕微鏡観察によるウイルス診断法について実習する | 実習 |
ウイルス病害研究室長 大村敏博 |
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弱毒ウイルスによるピーマンウイルス病防除 | 臭化メチル代替技術の一つとしての弱毒ウイルスの利用法 | 講義 |
ウイルス病害研究室主任研究官 津田新哉 |
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10月30日 水曜日 |
9時00分~ 12時00分 |
環境保全型農業の理論と実際 | アンケート調査結果をもとに、環境保全型技術の普及状況と問題点を整理 | 講義 |
環境保全型農業研究官 梅川學 |
意見交換会 | 課題に対する意見交換等 | 討議 |
平成14年度専門技術員研修(専門研修)受講予定者名簿
都道府県名 | 専門項目 | 勤務場所 | |
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1 | 宮城県 | 野菜 | 宮城県産業経済部 |
2 | 栃木県 | 病害虫 | 栃木県農務部 |
3 | 群馬県 | 野菜 | 群馬県農政部 |
4 | 東京都 | 病害虫 | 東京都産業労働局 |
5 | 静岡県 | 病害虫 | 静岡県農業試験場 |
6 | 新潟県 | 野菜 | 新潟県農林水産部 |
7 | 滋賀県 | 野菜 | 滋賀県農業総合センター |
8 | 兵庫県 | 病害虫 | 兵庫県立農林水産技術総合センター |
9 | 徳島県 | 病害虫 | 徳島県農業経営課 |
10 | 愛媛県 | 病害虫 | 愛媛県農林水産部 |
11 | 高知県 | 病害虫 | 高知県農林水産部 |
12 | 沖縄県 | 病害虫 | 沖縄県農林水産部営 |