北海道農業研究センター

大規模畑作研究領域

北海道における畑作農業は本州よりも一足先に大規模化が進んでおり、一戸当たりの平均耕地面積は40~50ha/戸に達しています。これは欧米先進諸国における農業経営規模とほぼ同水準にあります(英国 : 79ha/戸、 ドイツ : 56ha/戸、フランス : 53ha/戸、アメリカ : 170ha/戸)。

最近は100haの家族経営農家も登場し、農作業の省力化・無人化へのニーズが急速に拡大しています。そのため、実用化が進むスマート農業等、先進的農業技術の広範な普及および北海道の大規模畑作に適した生産技術のための研究開発が急務となっています。

これらの状況に対応するため、ICT(情報通信技術)を活用した大規模生産のための生産管理・省力化技術、大規模畑輪作を高収益化するための作付体系・生産技術、気象情報を活用した生産の安定化と省力化のための生産支援技術の研究開発を行っています。

領域長

村上 則幸 (むらかみ のりゆき)

所属グループ