種苗管理センター

連携推進・遺伝資源業務

研究所等との連携

種苗管理センターでは、農研機構のあらゆる研究の取組や成果に視野を広げて情報収集を行い、農研機構内の研究所等と連携して種苗管理業務の効率化につながる新技術の導入を進めています。令和3年度からは、「AIを活用したばれいしょ異常株検出支援技術の開発と高精度化」(写真①)、令和4年度からは、「3次元モデリング装置を活用した特性調査業務の効率化」(写真②)などを実施しています。

また、農研機構育成の新品種をほ場等を活用し、その普及を支援しています。

① 異常株検出支援システムを搭載した試作

② 3次元モデルを用いた「キク」の指定区間の測定

遺伝資源の保存・配布

植物新品種の素材として欠かせない遺伝資源を保存するために農研機構が行う農業生物遺伝資源ジーンバンク事業のうち、種苗管理センター(6農場)では、いも類、果樹類、茶、特用作物等の種子による保存ができない植物(栄養繁殖性植物)を栽培し、それらの特性を調査しながら保存しています。

栄養繁殖性植物の保存

ばれいしょ(嬬恋農場)

りんご(上北農場)

特性調査

ばれいしょの皮・肉色検査