人獣共通感染ウイルスグループでは、家きん産業に深刻な影響を及ぼし、将来のパンデミックウイルスの出現が危惧されているA型インフルエンザウイルスに着目し、鳥インフルエンザの病性鑑定を担うとともに、基礎研究から実用化を見据えた研究開発を一体的に進めています。
具体的には、検査現場の負担軽減を目的として、高精度かつ迅速・簡便な鳥インフルエンザウイルス遺伝子検査法を開発しています。また、渡り鳥などの野鳥や家きんから分離された高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)ウイルスのゲノム解析を通じて、ヒトや哺乳動物への感染リスク評価や国内侵入経路の推定を行っています。さらに、高度封じ込め(BSL3)施設を活用し、HPAIウイルスの病原性解析や遺伝子組換えワクチンに関する基礎研究にも取り組んでいます。
一方、ブタインフルエンザウイルスの浸潤状況調査や経済損失の推定を実施することで、現場に根ざした科学的知見の創出も進めています。
飼育用アイソレーター

検出を目的としたHA試験
遺伝子診断キット