国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、養蚕農家での遺伝子組換えカイコ(緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)の第一種使用等*による飼育について、平成29年及び令和元年に第一種使用規程承認を受けました。これを受けて、平成29年より養蚕農家が遺伝子組換えカイコの飼育を開始しました。
養蚕農家での遺伝子組換えカイコの飼育開始に伴い、農研機構は平成30年度から前年度飼育した遺伝子組換えカイコとクワコの交雑の有無について、第一種使用規程承認を受けたモニタリング計画書に基づき、モニタリング調査を行ってきました。
今回、平成30年度から令和2年度の3年間に実施した各年のモニタリング調査の結果と、3年間の結果のまとめを公表します。
これまでのモニタリング調査の結果、遺伝子組換えカイコとクワコとの交雑個体は見つからなかったことをあわせてお知らせします。
なお、収穫物は、蛹を冷凍により不活化した後に保管あるいは製糸をしています。
詳細は別紙をご覧ください。
* : 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系での使用
記
問い合わせ先など
農研機構 生物機能利用研究部門 研究推進部 研究推進室
電話 : 029-838-6005
E-mail : nias-kumikae@ml.affrc.go.jp
農研機構ウェブページ : https://www.naro.go.jp/