生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

農研機構大わし事業場の隔離飼育区画における遺伝子組換えカイコ(緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)の生育状況(収繭)

平成28年4月6日(水曜日)に飼育実験計画書を公表し、4月18日(月曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えカイコ(緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)について、5月13日(金曜日)に遺伝子組換えカイコを隔離飼育区画に運び込み、第一種使用等(注1)による飼育を開始し、6月2日(木曜日)に蔟(注2)から繭を収穫しました。飼育実験の詳細は飼育実験計画書をご覧下さい。

(注1)第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用

(注2)まぶし。カイコに繭を作らせるための器具。ここでは、一般的な養蚕農家と同じように、格子状に区切られたボール紙製の蔟を用いている。


天井から懸垂した蔟に作られた繭

蔟を枠から外す。:
この写真は対照区の非組換えカイコの繭

蔟から回収した繭。
専用の機械に蔟を入れると下に繭が落ちる。

繭を回収した後の機械に残る毛羽:
繭の外側の細かい糸