生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

農研機構観音台第4事業場の高機能隔離ほ場における遺伝子組換えイネ(カルビンサイクル強化イネ)の生育状況(8月18日現在)

平成28年4月8日(金曜日)に栽培実験計画書を公表し、4月27日(水曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(カルビンサイクル強化イネ)について、5月19日(木曜日)に高機能隔離ほ場において田植えを行い第一種使用等(※1)による栽培を開始しました。8月18日(木曜日)現在の生育状況をお知らせします。なお、花粉飛散モニタリング(※2)は、7月29日(金曜日)から開始しています。 栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

※第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

※2 花粉飛散モニタリング:遺伝子組換えイネの花粉が飛散しているかを確認するため、隔離ほ場の周囲にモチ品種イネを配置します。花粉飛散による交雑の確認は、キセニア現象(モチ品種にウルチ品種の花粉が受粉して玄米が半透明になること)を利用して行います。

隔離ほ場における遺伝子組換えイネの生育の様子
遺伝子組換えイネの開花の様子