生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

農研機構観音台第3事業場の隔離ほ場における遺伝子組換えイネ(スギ花粉ポリペプチド含有イネ)の生育状況(8月18日現在)

平成28年4月19日(火曜日)に栽培実験計画書を公表し、5月12日(木曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(スギ花粉ポリペプチド含有イネ)について、5月19日(木曜日)に観音台第3事業場隔離ほ場において播種を行い(第一種使用等(※1)開始)、6月1日(水曜日)に田植えを行いました。8月18日(木曜日)現在の生育状況をお知らせします。なお、花粉飛散モニタリング(※2)は、8月10日(水曜日)から開始しています。
栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

※1 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

※2 花粉飛散モニタリング:遺伝子組換えイネの花粉が飛散しているかを確認するため、隔離ほ場の周囲にモチ品種イネを配置します。花粉飛散による交雑の確認は、キセニア現象(モチ品種にウルチ品種の花粉が受粉して玄米が半透明になること)を利用して行います。

隔離ほ場水田の様子 遺伝子組換えイネの生育の様子
遺伝子組換えイネ開花の様子
花粉飛散モニタリング用モチ品種イネ配置の様子