生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

農研機構観音台第7事業場の隔離ほ場における遺伝子組換えイネ(複合病害抵抗性イネ)の生育状況(8月8日;花粉飛散モニタリング開始)

平成28年4月8日(金曜日)に栽培実験計画書を公表し、4月27日(水曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(複合病害抵抗性イネ)について、5月31日(火曜日)に観音台第7事業場隔離ほ場において田植えを行い第一種使用等(※1)による栽培を開始しました。8月8日(月曜日)に花粉飛散モニタリング(※2)を開始しましたのでお知らせします。
栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

※1 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

※2 花粉飛散モニタリング:遺伝子組換えイネの花粉が飛散しているかを確認するため、隔離ほ場の周囲にモチ品種イネを配置します。花粉飛散による交雑の確認は、キセニア現象(モチ品種にウルチ品種の花粉が受粉して玄米が半透明になること)を利用して行います。

花粉飛散モニタリング用モチ品種イネの配置の様子
花粉飛散モニタリング用モチ品種イネの配置の様子