生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

農研機構観音台第7事業場の隔離ほ場における遺伝子組換えイネ(複合病害抵抗性イネ)の生育状況(8月9日現在、畑晩播法栽培終了に伴う処理)

平成28年4月8日(金曜日)に栽培実験計画書を公表し、4月27日(水曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(複合病害抵抗性イネ)について、5月31日(火曜日)に観音台第7事業場隔離ほ場において田植えを行い第一種使用等(※1)による栽培を開始しました。8月9日(火曜日)現在の生育状況をお知らせします。また、畑ほ場における畑晩播法(※2)栽培が終了しましたので不活化処理を行いました。
栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

※1 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

※2 畑晩播法:畑地に肥料を多めに投入し、そこに高密度でイネ籾を直播・栽培すると葉いもち病が出やすくなることを利用した耐病性検定法。

枠水田における遺伝子組換えイネの生育の様子
畑ほ場における畑晩播法栽培の終了作業の様子;
散水装置撤去
畑ほ場における畑晩播法栽培の終了作業の様子;
イネの刈り取り作業
畑ほ場における畑晩播法栽培の終了作業の様子;
刈り取ったイネを埋めて不活化処理
畑ほ場における畑晩播法栽培の終了作業の様子;
ビニール等は袋詰めして高圧滅菌器で不活化処理
畑ほ場における畑晩播法栽培の終了作業の様子;
イネの切り株を鋤込み不活化処理
畑ほ場における畑晩播法栽培の終了作業の様子;
鋤込み完了
作業機器の洗浄の様子