生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

農研機構観音台第3事業場の隔離ほ場における遺伝子組換えイネ(スギ花粉ポリペプチド含有イネ)の生育状況(11月25日現在;越冬試験中・雪害)

平成28年4月19日(火曜日)に栽培実験計画書を公表し、5月12日(木曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(スギ花粉ポリペプチド含有イネ)について、5月19日(木曜日)に観音台第3事業場隔離ほ場において播種を行い(第一種使用等(※1)開始)、6月1日(水曜日)に田植えを行い栽培を開始し、9月27日(火曜日)に収穫作業、11月8日(火曜日)には鋤込みによる不活化処理と防鳥網を撤去しました。現在、一部切り株を水田に残し越冬性の試験を行っていますが、11月24日(木曜日)の積雪により、防鳥網用支柱の基礎が雪の重みにより倒壊したため、仮設の防鳥網を設置し試験を継続しています。栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

※1_第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

雪の重みにより倒壊した防鳥網の様子

倒壊した防鳥網用支柱基礎部分


除雪し、網を撤去した様子


仮設の防鳥網設置の様子 その1


仮設の防鳥網設置の様子 その2


仮設の防鳥網設置の様子 その3


仮設の防鳥網設置完了