生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

農研機構観音台第3事業場の隔離ほ場における遺伝子組換えイネ(スギ花粉ポリペプチド含有イネ)の生育状況(12月20日現在;越冬試験終了・鋤込み作業)

平成28年4月19日(火曜日)に栽培実験計画書を公表し、5月12日(木曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(スギ花粉ポリペプチド含有イネ)について、5月19日(木曜日)に観音台第3事業場隔離ほ場において播種を行い(第一種使用等(※1)開始)、6月1日(水曜日)に田植えを行い栽培を開始し、9月27日(火曜日)に収穫作業、11月8日(火曜日)には鋤込みによる不活化処理と防鳥網を撤去しました。一部切り株を水田に残し越冬性の試験を行っていましたが、切り株の枯死を確認したことから、12月20日(火曜日)に鋤込み作業による不活化処理を行い、今年度の栽培実験を終了しました。栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

※1_第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

トラクターによる鋤込み作業の様子


小型管理機による鋤込み作業の様子
(水田枠際の部分や狭い部分)


鋤込み作業終了後の水田の様子