平成29年4月20日(木曜日)に栽培実験計画書を公表し、5月13日(土曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(複合病害抵抗性イネ)について、5月31日(水曜日)に隔離ほ場において、枠水田への移植(田植え)と、畑への播種を行い第一種使用等(※1)による栽培を開始しました。6月14日(水曜日)には、畑晩播法(※2)のため、いもち病(※3)をイネに接種しました。
栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。
※1_第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用
※2_畑晩播法:畑地に肥料を多めに投入し、そこに高密度でイネ籾を直播・栽培すると葉いもち病が出やすくなることを利用した耐病性検定法。
※3_いもち病;イネの重要病害の1つ。病原体はカビの一種。日本全土で発生し、病気による年間の被害総額は数百億円に上ります。また、防除に使われる農薬は約220億円になる。
いもち病の発生を促すため、ビニールを準備。
いもち病接種の様子 その1
いもち病接種の様子 その2
いもち病の発生を促すため、ビニールで覆います。