令和3年10月6日(水曜日)、観音台第2事業場隔離ほ場においてノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネの収穫(稲刈り)を行いました。
ノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネは、令和3年度は農研機構の観音台地区内3か所の隔離ほ場で栽培実験を行っています。そのうち、観音台第2事業場隔離ほ場の水田には6月2日(水曜日)に田植えを実施し、第一種使用等*による栽培を開始しました。
収穫当日、系統ごとに植えたイネは、それぞれが混じってしまわないよう注意を払いながら、イネの種類ごとに手で刈り取りました。刈り取ったイネは束ねてラベルを付け、隔離ほ場内のガラス温室内で乾燥させました。後日、脱穀をし、得られた種子は生育調査等に使用します。
種子増殖用に栽培したイネはバインダーで刈り取り、脱穀をしました。専用の網袋に入れて、隔離ほ場内の乾燥機で乾燥します。得られた種子は、成分分析等に使用します。
なお、系統ごとに植えたイネについては引き続き越冬性試験を行うため、水田内に残った株は防鳥網を設置したまま、冬季までおきます。種子増殖用に栽培したイネの水田内に残った株は、不活化のために後日に水田内に鋤き込む予定です。
栽培実験の詳細は、栽培実験計画書をご覧ください。
* 第一種使用等 : 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用









