生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和3年度 ノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネの生育状況(収穫の様子、9月30日) (観音台第3事業場組換え植物隔離ほ場)

令和3年9月30日(木曜日)、観音台第3事業場組換え植物隔離ほ場の枠水田Bにおいてノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネの収穫(稲刈り)を行いました。

ノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネは、令和3年度は農研機構の観音台地区内3か所の隔離ほ場で栽培実験を行っています。そのうち、観音台第3事業場組換え植物隔離ほ場の枠水田Bには6月3日(木曜日)に田植えを行い、第一種使用等*による栽培を開始しました。
収穫の際は、イネの種類ごとに手で刈り取りました。刈り取ったイネは束ねてラベルを付け、組換え植物隔離ほ場内のビニールハウスで乾燥しています。後日、脱穀をし、得られた種子は成分分析等に使用します。
枠水田内に残った株は、不活化のために鋤き込みました(10月8日(金曜日))。後日、防鳥網を撤去する予定です。

栽培実験の詳細は、栽培実験計画書をご覧ください。

* 第一種使用等 : 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

ノボキニン蓄積イネの収穫の様子子
スギ花粉ペプチド含有イネの収穫の様子
刈り取ったイネを乾燥させる様子