生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和5年度 遺伝子組換えカイコの生育状況(上蔟の様子 9月30日) (群馬県蚕糸技術センター 隔離飼育区画)

農研機構と群馬県蚕糸技術センターは、群馬県蚕糸技術センター内の隔離飼育区画における、今年度の遺伝子組換えカイコ(高染色性絹糸生産カイコ、赤色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ及び緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)の第一種使用等*による飼育について、令和5年8月1日(火曜日)に飼育実験計画書を公表、8月29日(火曜日)に開催した説明会にて飼育実験計画を説明、9月5日(火曜日)より飼育実験を開始しました。

9月30日(土曜日)に上蔟(繭を作る直前のカイコ幼虫を蔟(まぶし)にいれる)作業を行いました。
飼育後の飼育残渣(エサの桑の葉など)は、10月2日(月曜日)に隔離飼育区画内の残渣処理室に移動させ、4mm目の網で包みました。この状態で30日後まで保管することで不活化を行います。
飼育実験の詳細に関しては、 飼育実験計画書 をご覧ください。

* : 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用


上蔟前の、繭糸を吐き始めたカイコ幼虫の様子

繭糸を吐き始めたカイコを集める様子

ネット状の蔟にカイコを振り込む様子

蔟にかけた網を固定している様子