農研機構は、藤本・大わし事業場(大わし)内の隔離飼育区画における、今年度の遺伝子組換えカイコ(高染色性絹糸生産カイコ及び緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)の第一種使用等*による飼育について、令和6年3月27日(水曜日)に飼育実験計画書を公表し、4月17日(水曜日)に開催した説明会にて飼育実験計画を説明しました。
4月26日(金曜日)、隔離飼育区画内にある温度管理できる稚蚕飼育室に、ふ化したばかりのカイコ幼虫を密閉した容器に入れて搬入し、第一種使用等による飼育実験を開始しました。
カイコ幼虫は系統ごとに人工飼料と共に密閉した容器に入れて稚蚕飼育室に運び入れました。
飼育実験の詳細に関しては、飼育実験計画書をご覧ください。
* : 第一種使用等 :「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用

密閉した容器に入れ、遺伝子組換えカイコ等を隔離飼育区画に搬入する様子

飼育開始直後のカイコ(1齢1日目)の様子
(長い棒状のものが人工飼料。写真では見えにくいですが、ふ化したての幼虫がおよそ3,000頭います。)

エサを与えたカイコ幼虫を系統ごとに別の容器に入れて、飼育実験を開始しました。