生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和6年度 遺伝子組換えカイコの生育状況(収繭の様子 5月30日)(藤本・大わし事業場(大わし)隔離飼育区画)

農研機構は、藤本・大わし事業場(大わし)内の隔離飼育区画における、今年度の遺伝子組換えカイコの第一種使用等*による飼育実験について、1回目の飼育(高染色性絹糸生産カイコ及び緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコの2種類)を4月26日(金曜日)より開始しています。

5月30日(木曜日)に蔟(まぶし)から繭を外して集める収繭(繭の収穫)作業を行いました。
収穫した繭は、系統ごとに袋詰めしてしっかりと口を縛り、さらに繭がこぼれ落ちないように蓋が固定できる容器に入れて実験室に運搬しました。
また、5月20日(月曜日)より、モニタリングのためにクワコを捕獲するフェロモントラップを隔離飼育区画の四隅に設置しました。

* : 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用


カイコを飼育していた回転蔟の様子

光に透かして不良繭を除去する様

専用の機械で蔟から繭を外し、収穫している様子

モニタリング用のフェロモントラップ