農研機構は、藤本・大わし事業場(大わし)内の隔離飼育区画における、今年度2回目の遺伝子組換えカイコの第一種使用等*による飼育を6月28日(金曜日)から開始しました。
今年度2回目の飼育では、高染色性絹糸生産カイコ及び赤色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコの2種類を飼育しています。
7月22日(月曜日)、25日(木曜日)に上蔟(繭を作る直前のカイコ幼虫を蔟(まぶし)にいれる)作業を行いました。
飼育後の飼育残渣(エサの桑の枝や葉など)は、隔離飼育区画内の残渣保管場所に移動させ、4mm目の網で包みました。この状態で30日後まで保管した後、同区画内の残渣管理用の穴に移動させ、来年6月まで保管することで不活化を行います。
飼育実験の詳細に関しては、飼育実験計画書をご覧ください。
* : 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用
上蔟作業を終えた回転蔟の様子
(7月25日撮影)
ネットで飼育残渣を包み、
30日後まで保管します。
(7月25日撮影)