生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和6年度 遺伝子組換えカイコの生育状況(収繭の様子 7月31日)(藤本・大わし事業場(大わし)隔離飼育区画)

農研機構は、藤本・大わし事業場(大わし)内の隔離飼育区画における、今年度2回目の遺伝子組換えカイコの第一種使用等*による飼育を6月28日(金曜日)から開始しました。
今年度2回目の飼育では、高染色性絹糸生産カイコ及び赤色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコの2種類を飼育しています。

7月30日、31日に蔟(まぶし)から繭を外して集める収繭(繭の収穫)作業を行いました。
収穫した繭は、系統ごとに袋詰めしてしっかりと口を縛り、さらに繭がこぼれ落ちないように蓋が固定できる容器に入れて実験室に運搬しました。
なお、飼育実験の詳細に関しては、飼育実験計画書をご覧ください。

* : 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用


光に透かして不良繭を除去する様子

専用の機械で蔟から繭を外し、
収穫している様子

蔟から外した繭は毛羽が
除去されて、回収されます。

繭を系統ごとに袋づめしている様子