生物機能利用研究部門

昆虫デザイン技術グループ

最大の未利用資源である昆虫について、機能改変・高付加価値化した有用昆虫や魚粉代替タンパク質源としての腐食性昆虫の実現を目指し、ゲノム情報やAI等を活用した有用形質の解析、またそれらの情報を利用した昆虫の育種技術並びに機能利用技術を開発するため主に以下の課題を進めます。

  • 腐食性昆虫の優良形質の解明と高度利用技術の開発
    「タンパク質危機」への対応のために、家畜・養殖飼料や食料における代替動物タンパク質源として期待されている腐食性昆虫の利用価値を最大限高めるための技術を開発します。
  • 次世代標的ゲノム編集技術の開発および有用昆虫の機能強化
    従来、ほぼ野生のままで利用されてきた花粉媒介昆虫や天敵昆虫等の機能を最大限に活用するため、ゲノム編集技術を駆使して標的遺伝子をピンポイントで改変し高付加価値化する技術を開発します。
  • ゲノム情報を活用した昆虫の有用形質遺伝子の同定
    AIとバイオインフォマティクス等を用いて農業上有益な昆虫および農業害虫の全ゲノム情報等から標的昆虫の機能強化等に資する有用形質遺伝子を同定します。

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