趣旨
火傷病菌は、我が国が侵入を警戒するリンゴ、ナシ等のバラ科植物に感染し、火にあぶられたような症状を発症して大きな被害をもたらす植物病原菌である。そのため、植物防疫法に基づき本病の発生国・地域からの宿主植物(苗木、花粉、生果実等)の輸入は認められていない。こうした中、これまで発生国とされていなかった中国において火傷病の発生が確認されたため、令和5年8月30日付けで、中国からの宿主植物(花粉等)の輸入が停止された。本措置により、特にR6年度産のニホンナシ授粉用花粉の供給不足が懸念される。
そこで、令和6年度ニホンナシ生産に向けた技術的対応について検討するため、全国の日本ナシに関する試験研究機関・普及機関等の関係者が一堂に会し、これまでの花粉生産に関する知見や対応策についての情報交換を行う機会を設ける。
1. 開催日時
令和6年2月7日(水曜日)13時30分~15時30分
(13時00分 開場)
※果樹研究会2日目の午後に開催します。
2. 開催場所
文部科学省研究交流センター(茨城県つくば市竹園2-20-5) 国際会議場
3. 主催
農研機構果樹茶業研究部門
4. 内容
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座長 : 農研機構果樹茶業研究部門 研究推進部長
根角博久 -
開会・挨拶(13時30分~13時40分)
農研機構果樹茶業研究部門 所長 井原史雄 -
情勢報告(13時40分~14時00分)
農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究専門官 阪本大輔 -
話題提供
①国産花粉の安定供給にかかる技術開発について (14時00分~14時30分)
― イノベーション創出強化推進事業での取り組みを中心に ―
鳥取大学農学部 竹村圭弘
②主産県における取り組み状況 (14時30分~15時00分)
(1)千葉県千葉県農林水産部担い手支援課 髙橋 真秀(2)鳥取県鳥取県園芸試験場 井戸 亮史(3)埼玉県埼玉県農業技術研究センター 島田 智人 -
総合討論(15時00分~15時30分)
- R6年春に想定される問題点と当面の対応
- 持続可能な花粉の供給体制構築に向けた課題と対応策
等
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閉会(15時30分)
5. 参集範囲
都道府県公設試および行政部局等、大学、農研機構、農林水産省技術会議事務局、その他主催者が認める者
6. 出席申込
以下の特設サイトより申し込む。令和5年12月22日(金曜日)締切
URL : https://prd.form.naro.go.jp/form/pub/naro01/2023kasyobyo
7. 問い合わせ先
農研機構果樹茶業研究部門 果樹生産研究領域長 伊東明子
E-mail : akiko@affrc.go.jp
電話 : 029-838-6461
【事務局】農研機構果樹茶業研究部門 研究推進部 研究推進室
E-mail : kikaku-fruit04@naro.affrc.go.jp
電話 : 029-838-6447