果樹茶業研究部門
紫峰(しほう)
9月中下旬に収穫される多収性の中生品種です。クリタマバチに対して強い抵抗性を示します。
主要特性
- 9月中下旬に収穫される多収性の中生品種でクリタマバチに対して強い抵抗性を示します。
- 果実は28g前後の大果で帯円三角形を呈し、裂果及び双子果の発生は 少なく、玉揃いも良いです。
- 果肉色は淡黄色で肉質は粉質です。
- 甘味及び香気は中程度です。
- 品種名の「紫峰」は育成地(茨城県つくば市)に近い筑波山の別名です。
「紫峰」の結実状況
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
5226 (1992年3月30日) |
3943 (1994年3月14日) |
18年
(満了日:2012年3月15日) |
|
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
銀鈴×石鎚(ぎんれい×いしづち) | クリ筑波28号 |
栽培適地
東北から九州までが適地です。
農林認定品種(旧:命名登録品種)
登録番号:くり農林6号
登録年月日:1992年7月17日
育成担当者
壽 和夫、佐藤義彦、町田 裕、梶浦一郎、小園照雄、阿部和幸、栗原昭夫、志村 勲、金戸橘夫、大村三男、齋藤寿広、清家金嗣、緒方達志
発表論文
- 園芸学会雑誌62別1,p82-83(1993) :ニホングリ新品種'紫峰
- 果樹試験場報告26,p15-27(1994):クリ新品種'紫峰'