果樹茶業研究部門

育成品種紹介

国見(くにみ)

「丹沢」と「筑波」の間に収穫される早生の品種で、クリタマバチに対して抵抗性を示します。果実は30g前後の大果です。

主要特性

  • 「丹沢」と「筑波」の間に収穫される早生の品種でクリタマバチに対して抵抗性を示します。
  • 果実は30g前後の大果となり、果形はほぼ円形で果肉は淡黄色を呈します。
  • 肉質はやや粉質で甘味は少ないです。
  • 品種名はクリの主産地のひとつである熊本県の国見岳にちなんだものです。

国見_結実状況
「国見」の結実状況

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
353
(1981年7月27日)
353
(1983年2月24日)
18年
(満了日:2001年2月25日)
交配組み合わせ 旧系統名
丹沢×石鎚(たんざわ×いしづち) クリ平塚18号

栽培適地

東北から九州まで栽培されています。

農林認定品種(旧:命名登録品種)

登録番号:くり農林5号

登録年月日:1981年11月18日

育成担当者

金戸橘夫、志村 勲、壽 和夫、町田 裕、千葉 勉

発表論文

  • 園芸学会昭和57年度春季大会研究発表要旨,p120-121(1982) : クリの新品種'国見'について
  • 果樹試験場報告A10,p15-27(1983) : クリの新品種'国見'について