果樹茶業研究部門
紅まどか(べにまどか)
果実は700~1000g程度で、熟期は1月中旬から2月の比較的早熟のブンタンです。果肉は黄白ないし黄色で赤味を帯びます。肉質が良く、糖度が高く、食味は良いです。
主要特性
- 果実は700~1000g程度。果肉は黄白ないし黄色で赤味を帯びるのが特徴です。
- 肉質が良く、苦みは少ないです。熟期は1月中旬から2月で、比較的早熟です。糖度が高く、食味は良いです。
- ブンタン類の中では耐寒性が強く、後期落果は少ないです。
- 樹勢は強く、かいよう病にも強く栽培しやすいです。
「紅まどか」の果実
「紅まどか」の結実状況
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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4460 (1991年3月30日) |
3641 (1993年8月 3日) |
18年
(満了日:2011年8月 4日) |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
麻豆ブンタン×平戸ブンタン(まとうブンタン×ひらどブンタン) ・・・ 交雑年:1962年 | カンキツ口之津8号 |
栽培適地
ウンシュウミカン適地より平均気温が高い、冬季温暖で風当たりの強くない所が望ましいです。
農林認定品種(旧:命名登録品種)
登録番号:ぶんたん農林4号
登録年月日:1991年6月26日
育成担当者
奥代直巳、生山 巖、七條寅之助、松本亮司、石内傳治、高原利雄、山本雅史、浅田謙介、村田広野、西浦昌男、池宮秀和、岩政正男、山田彬雄
発表論文
- 果樹試験場報告24, p13-22(1993) : ブンタン新品種'紅まどか'
果実日本49(1), p100-102(1994) : 新品種の栽培技術「紅まどか」