果樹茶業研究部門

育成品種紹介

メイポメロ

果実は500g~600gの黄色のブンタンです。果皮は厚く、剥皮はやや困難です。じょうのう膜とさじょうの分離が 容易で、さわやかな苦味があり風味が良いのが特徴です。採収適期は4月下旬から6月の晩生品種です。

主要特性

  • 果実は球形、500g~600gの黄色のブンタンです。
  • 果皮は約11mmと厚く、剥皮はやや困難です。
  • じょうのう膜とさじょうの分離が容易で、さわやかな苦味があり風味は良いです。種子数は多いです。
  • 食味から見た採収適期は4月下旬から6月で初夏に食する品種です。
  • 樹勢は強く、そうか病、かいよう病には強く、耐寒性も強いです。

メイポメロ_果実
「メイポメロ」の果実

メイポメロ_結実状況
「メイポメロ」の結実状況

 

メイポメロ_花
「メイポメロ」の花

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
1167
(1984年3月31日)
916
(1985年7月18日)
18年
(満了日:2003年7月19日)
交配組み合わせ 旧系統名
ハッサク×平戸ブンタン(ハッサク×ひらどブンタン) ・・・交雑年:1946年 カンキツ興津15号

栽培適地

冬季に寒害をうける恐れのない温暖な所が望ましいです。

農林認定品種(旧:命名登録品種)

登録番号:ぶんたん農林1号

登録年月日:1984年5月15日

育成担当者

上野 勇、七條寅之助、山田彬雄、木原武士、西浦昌男、日高哲志、岩崎藤助、吉田俊雄

発表論文

果樹試験場報告B12, p.1-15(1985) : カンキツ新品種‘メイポメロ’と‘イエローポメロ’について