果樹茶業研究部門

育成品種紹介

サマーフレッシュ

果実は350~400g。成熟期は6月中旬で、 6~8月に出荷される極晩生品種です。結実性は良く豊産性で、病害虫も少なく栽培は容易な品種です。

主要特性

  • 果実は扁球形で350~400g。果皮はやや厚く、剥皮性はハッサクと同じ位です。
  • 果肉は淡黄色で硬くしまります。果汁の酸は高く、成熟期は6月中旬で、6~8月に出荷される極晩生品種です。種子は30個前後入ります。
  • 樹勢は強いですが、節間が比較的短くコンパクトな樹形となります。結実性は良く豊産性で、病害虫も少なく栽培は容易です。

サマーフレッシュ_果実
「サマーフレッシュ」の果実

サマーフレッシュ_結実状況
「サマーフレッシュ」の結実状況

 

 

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
357
(1981年7月27日)
299
(1982年10月21日)
18年
(満了日:2000年10月22日)
交配組み合わせ 旧系統名
ハッサク×ナツミカン ・・・ 交雑年:1947年 カンキツ興津25号

栽培適地

極晩生種であり、栽培は冬季温暖で樹上越冬可能な地域に限定されます。

農林認定品種(旧:命名登録品種)

登録番号:タンゼロ農林2号

登録年月日:1981年6月22日

育成担当者

七條寅之助、吉田俊雄、岩崎藤助、木原武士、西浦昌男、山田彬雄、上野 勇

発表論文

果樹試験場報告B10, p.25-33(1983) : カンキツ新品種‘サマーフレッシュ’について