果樹茶業研究部門

育成品種紹介

ハニーブラック

果粒は短楕円形で果粒重は10~11 gです。果皮は青黒色で着色が非常に良く、糖度は18~23%と,食味は非常に良好です。

主要特性

  • 果皮青黒色で着色が非常に良好です。
  • 果粒は短楕円形で果粒重は10~11 gです。
  • 果皮のはく皮はやや困難です。
  • 糖度は18~23%と「巨峰」より2%程度高く、酸含量は0.4~0.6%で、食味は非常に良好です。
  • フォクシー香があります。
  • 熟期は育成地(広島県東広島市安芸津町)で8月下旬です。
  • 花振るい性はかなり強く認められます。


ハニーブラックの結実状況
図1 「ハニーブラック」の結実状況

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
5223
(1992年3月30日)
3944
(1994年3月14日)
18年
(満了日:2012年3月15日)
交配組み合わせ 旧系統名
巨峰×巨峰 ブドウ安芸津12号

栽培適地

温度不足のため'巨峰'が充分熟さないことのある東北地方北部や、成熟期の高温のため'巨峰'の着色が不十分となりやすい地域での栽培が見込まれます

農林認定品種(旧:命名登録品種)

登録番号 :ぶどう農林10号

登録年月日:1992年7月1日

育成担当者

山根弘康、栗原昭夫、山田昌彦、永田賢嗣、吉永勝一、岸 光夫、松本亮司、角 利昭、平林利郎、小澤俊治、角谷真奈美、佐藤明彦、平川信之

Hh3>発表論文

果樹試験場報告23号, p.35-36(1992-09) : ブドウ新品種'ハニーブラック'