果樹茶業研究部門

育成品種紹介

すももうめ中間母本農2号

スモモとウメの種間雑種で、スモモとウメの中間的な特性も持ちます。果実は70 gを超えて大果ですが、糖度は低く酸味が強いため、生食はできません。

主要特性

  • スモモとウメの種間雑種です。
  • 樹や果実はスモモとウメの中間的な特性を示します。
  • 果実重は70 gを超え、ウメよりも大きく、農1号よりもかなり大きくなります。
  • 果形は短楕円形、果面は有毛で地色は緑色ですが、成熟とともに濃紅色になります。
  • 果肉は黄色で、紅色素の発生は見られません。
  • 糖度は低く、酸味は強く、果汁は少ないために、生食はできません。
  • 完熟果はウメに似た香気があります。
  • 樹勢が強く開帳性で、多くの枝が発生します。
  • 裂果の発生は見られません。

「すももうめ中間母本農2号」の果実
果実

「すももうめ中間母本農2号」の花

「すももうめ中間母本農2号」の結果枝
結果枝

「すももうめ中間母本農2号」の樹姿
樹姿

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
2284
(1987年3月31日)
1861
(1989年3月27日)

(満了日:2007年3月28日)
交配組み合わせ 旧系統名
‘ソルダム’ × ‘地蔵梅’(ソルダム×じぞううめ) ・・・ 交雑年:1970年 PM-1-4

栽培適地

農林認定品種(旧:命名登録品種

登録番号 : すももうめ中間母本農2号
登録年月日 : 1987年6月2日

育成担当者

吉田雅夫、京谷英壽、山口正己、小園照雄、西田光夫、金戸橘夫、石澤ゆり

発表論文

果樹試験場報告A 15号, p.1-10 (1988-03) : すももうめ中間母本農1号'PM-1-1'及び同農2号'PM-1-4'の育成について