畜産研究部門

写真で見る外来雑草

侵入危惧雑草種の発芽特性と防除方法

Urtica dioica L.

イラクサ科

  • 学名:Urtica dioica L.
  • 英名:common nettle、stinging nettle
  • 原産地:ヨーロッパ
  • 生息地:温帯
  • 地域:ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカ

形態的特徴

  • 根:地下茎につく
  • 茎:直立、1~2m、縦稜があり、1~2mmの刺毛がある、刺にはイラクサよりもさらに強い毒性を持つ
  • 葉:対生、卵円形、8cmにもなり、先が尖り、縁に大型で鋭い鋸歯があり、基部は心形、葉面に刺毛が生え、さらに長い刺毛が葉脈上に生える、花柄にも刺毛が密生
  • 花:雌雄同株につき、緑色を示す、上部の葉腋から花穂を2本ずつ伸ばす、花穂は分枝して多数の花がつき、穂の下方に雄花、上方に雌花をつけるが、時として逆の位置につくこともある、雄花と雌花はいずれも4個の花被片を持つ
  • 果:そう果、卵形、扁平、1~1.5mm、2個の花被片が宿存する
  • 備考:

生態的特徴

  • 生息地:牧草地、路傍、荒地、林縁
  • 年生:
  • 発生時期:春
  • 開花時期:夏~秋
  • 備考:収量と品質の低下、有毒植物