畜産研究部門

写真で見る外来雑草

シンクリノイガ

学名: Cenchrus echinatus L.

1年草(Th)中央アメリカ

クリのいがのような総包を持つイネ科植物で、類似する帰化種にはクリノイガ、ヒメクリノイガ、オオクリノイガなどの記録がある。シンクリノイガは高さ15~40cm、ねた基部は時に70cmにものびる。葉は長さ5~20cm、 巾3~5 mm、 葉鞘はやや扁平、口部とへりに白毛があり、葉舌には長さ1~2mmの毛が生える。茎頂に8~30個の総包がつき、長さ3~10cmの穂となる。総包の刺は刺針状、基部の刺は短小、巾は刺を除いて5~7 mmで、扁球、総包内に4個の小穂を包む。花期は7~9月。沖縄県各地の路傍や海岸近くによく見られ、関東以西の開港地にまれに見つかる。

クリノイガの写真

クリノイガの写真

クリニイガの写真

クリニイガの写真

種子の写真

種子の写真

種子の写真

種子の写真