畜産研究部門

写真で見る外来雑草

セイバンモロコシ

学名: Sorghum halepense Pers.

多年草(H)地中海沿岸

茎は太く地下茎から束生し、高さ80~180cmにもなる。穂のでないうちはススキに似るが、葉のふちはざらつかず、葉舌は低く長毛が並んで生え、茎はもろく折れやすい。花序は長さ20~50cmと大きく、花序の枝は輪生し、小穂は有柄と無柄のものが対になってつき、1小花からなる。有柄小花は芒を欠き雄性、無柄小花は芒が長く両性花である。無芒の型をヒメモロコシとよぶ。花期は7~9月。戦後急にふえて、荒れ地、河川敷、堤防、空き地、道ばたなどに見られ、関東以西では害草化している。若葉はときに青酸を含み、家畜の中毒を起こすという。

全体の写真

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種子の写真

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