畜産研究部門

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ムラサキカタバミ

学名: Oxalis corymbosa DC.

多年草 (H) 南アメリカ

株元に多数の小さい鱗茎を作り、これが散らばって増える。葉はすべて根生し、3小葉からなり、下面とくに縁近くに淡黄赤色の小点がある花は淡紅紫色で花弁5個径約2cm、やくは白色。花期は春~夏。暖地では冬を除いてほとんど年中開花。江戸末期の渡来といわれ、庭、畑、空き地、樹園地など関東以西に広がり害草化する。類似種のイモカタバミはイモのような塊茎でふえ、花は色が濃く数多くつき、やくは黄色。本州中部以南に広がる。また、ハナカタバミは、花の径3cm、花弁は5個で淡紅色の美しい花を開き、紡錘形の塊茎を作ってふえる。観賞用として栽培されるが紀伊半島、瀬戸内、四国、九州の暖地では野性化する。

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