畜産研究部門

写真で見る外来雑草

キゾメカミツレ

学名: Anthemis arvensis L.

1年草(Th)地中海沿岸

高さ10~50cm、 茎は直立ときに斜立し、白毛があり、もめばキクの香りがする。葉は2回羽状に裂け、終裂片は巾 0.8~1.5mm、 長毛を散生する。頭花は径2~3 cm、舌状花は15~20個、白色、雌ずいがある。中心部はじめ円盤状、後に円錐形となる。筒状花は両性、冠毛を欠き、円錐形の花床全面に白色膜質の鱗片がつき、鱗片は先がとがり、中央脈が先にのびだすものが多い。果実は長さ2mm、 切り口はほぼ方形、冠毛はなく、灰褐色、ほぼ10条の溝がある。花期は春~夏。渡来は明治初年であるが、戦後は道路ののり面や港湾などで時に見かける。

種子の写真

種子の写真