畜産研究部門

写真で見る外来雑草

アメリカオニアザミ

学名: Cirsium vulgare Tenore

2年草(Th)ヨーロッパ

根生根は羽状に深裂して大きなロゼットを作る。茎はロゼットの中央より直立し、高さ50~100cm、全長にわたり著しいひれ(翼)があり、ひれは鋭い刺を持つ。茎上の葉も羽状に深裂して裂片の先やへりに鋭い刺がある。葉の上面は緑色、硬い短毛があり、裏面は綿毛が多く白色。頭花は枝上に1~3個つき、総包は長卵形、巾2~4 cm、 総包片は線形で先は鋭い刺になる。花は紅紫色、両性、花冠は長さ3~4cm、 冠毛は白色で羽状に分枝、花床には長さ1~2 cmの白い剛毛状の鱗片がある。花期は夏~秋。1957年、北海道に帰化の報告がある。

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アメリカオニアザミ

主に草地で見られる。北海道での発生が最も多いが、岩手県及び栃木県、長野県の牧場でも発生が確認されている。暖地では、越夏が難しいと思われる。

種子の写真

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全体の写真

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