畜産研究部門

写真で見る外来雑草

シオザキソウ

学名: Tagetes minuta L.

1年草(Th)メキシコ

全株無毛でマリ-ゴ-ルドに似た強い臭いがある。茎は高さ20~100cm、葉は5~15個の小葉からなる羽状複葉で、小葉を陽に透かすと半透明で円形の腺点が散在する。頭状花は枝先に束生し、総包片はゆ着して長さ0.8~14mm、 巾2~3 mmの黄緑色の筒となり、先が浅く5裂、細い褐色の腺が散在する。花も果実も総包中にかくれ、わずかに先端部が外にでる。頭花には淡黄色で先が浅く2裂する舌状部を持つ舌状花2~3個と筒状花3~5個があり、ともに鱗片状の冠毛数片を持ち、そのうち1~2個は長く刺状となる。果実は棒状、黒褐色で細毛が多く刺状の冠毛がある。花期は夏。1957年、東京都塩崎町で採られ、その後本州、九州の所所から記録されているが、どこも一時帰化らしい。

全体の写真

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種子の写真

種子の写真